判別と識別

パターン認識などでは判別や識別という言葉が使用される.
私の中ではこの二つの言葉は意味が異なるのでここで説明しておく.

判別:各クラスの識別しやすいように変換する.
識別:入力データがどのクラスかを決定する.

判別の例:主成分分析,因子分析,フィッシャーの線形判別など
識別の例:k近傍法,線形識別関数, SVMなど

部分空間法やSVMなどは判別,識別のどちらの性質も兼ね備えており,
一概にどちらに属するとは言えない.

またこの二つを混合している人もいるので,人の話を聞くときは注意が必要である.

って,わかりやすいパターン認識に書いてあるけど,
正直,判別も識別も同じ意味だと思う.